週休3日制の導入を見据えた経営
円安は日本経済に何をもたらすのか? 例えば観光業にインバウンド重要が高まるかもしないが、30年前なら、日本国民はこぞって物価の安い東南アジアへ観光に行った。全く今と同じ状況になのか? ハワイのような高付加価値のリゾート地や世界の富裕層だけを取り込む高級なホテルや観光地は日本にはないに等しい。長野県白馬村の弊社クライアントのスノーリーゾートの周辺スキー場はもはやニセコのように外国籍の資本下となっている。それ自体は悪いことではないかも知れないが、30年のデフレ下での物価安には、構造的に破裂するようにさえとも私には思いえる。そこで、賃金の極端に安く貨幣価値の低い日本に出稼ぎ労働者は来るはずがない。加えて、アジアの諸国の急激な経済成長に立ち遅れた日本では、出稼ぎ労働先ではなくなった日本のです。そして、日本の高年齢化は避けられない。この要因を鑑みると誰でも理解できる人材不足が日本企業の課題となる。
人材不足が日本企業の課題ではなく中小企業の大きな課題
海外労働者が当てにならなければ、農業、介護、清掃などの業務で大きな人材不足となります。現在でも製造業などや飲食業などはその課題が経営に大きな影響を及ぼしています。大手の労働生産性の高い企業に人材は吸い込まれます。そして、それらの企業は「週休3日制度」を導入し始めています。もうすぐ、地方の中小企業にも「週休3日制度」の波は、人件費の高騰とともに押し寄せます。
効率的な経営と労働生産性の向上が鍵となります。
労働生産性を高めるには、DXなどの経営の効率化を図る一方で利益率を向上させるしか、この人材不足対策には対応できません。つまり、人件費を高め、週休3日制の導入となります。このハードルは新型コロナなどで経営に傷を残している企業には到底対応できません。そこで、M&Aなどの合併のスピードと増加となります。それらに今からでも対応しなければなりません。DX・人材育成、企業文化の向上・働き方改革など課題の山積みとなります。これらをスピード感を持って対応する経営が重要となります。