売上とは?
「売上アップしようと悩んでも、良いアイデアは浮かびますか?」。 特に〇〇マーケティングと名付けられたセールスプロモーションツール(これらは私が提唱するマーケティングではない)を行っても、それらは、戦略にひとつの手法に過ぎません。ブランディング自体もSTPマーケティングの土台の上に乗るものです。「売上」というのは決算書に出てくる概念にすぎず、その実体は「売れた金額の量」です。しかし、その数字は顧客が自社の商品に価値感じてくれた量」でもあります。ですから実体が不明確な売上をアップしようと思っても、その数字を増やす具体的なアクションを起こすことはできないでしょう。
ですから、「売上アップに悩んではいけない」ということでした。売上を上げたいと考えたときに、実は他にフォーカスしなければならないことがあります。
売上は多くのパーツから組み立てられる
基本的には、「顧客が価値を感じてもらう」ことから始まります。ですから商品開発からスタートするべきだと多くのマーケッターは言います。しかし、もっと掘下げれば、経営理念や人材育成にも関わります。そこで今話題の環境整備や以前から製造業では言われている「5S活動」などがあります。正しく5Sを行うだけで、大雑把な話ですが、5〜10%売上は上がる企業もあります。朝礼を真剣に行うことでも同様です。つまり、経営者を含めて、そこで働くすべての「人」(社員)がバージョンアップをする必要があります。このバージョンアップは継続されると、売上げアップだけではなく、継続的な業績アップに繋がります。
すべての人がバージョンアップをするには、
まず、SQと言われる精神の知能指数を向上させる必要があります。そのため社員の人生の正しい生き方の知恵や考え方の学びを高め、EQと言われる心の知能指数を高める学びも必要です。これらを行わないと経営理念やマーケティングを理解して、自己の成長の意識が高まりません。弊社では、加藤諦三のイソップ物語やスティーブン・R・コヴィーの7つの習慣を学びます。このド内の上に専門的スキルの構築や顧客サービスの概念が心から理解できるようになります。このように「私的成功なくして、公的成功なし」という考え方を重視します。そして、経営者自ら社員と学びバージョンアップを続けます。その結果、実態の不明確な「売上」という決算書という経営者の通信簿にある指数が高まります。
「売上高」は顧客が価値を感じてくれた量
「売上高」は顧客が価値を感じてくれた量と考えます。つまり、顧客が自社の商品を価値と感じていただき、喜んでいただいた数値と考えましょう。そして、それを増やすには、ファンの数をどこまで増やすかということです。こおからブランディングや生産性の向上などの結果に繋がります。ですから、バージョンアップした経営者を含めた全社員は、「こころからお客様のために」とすべての社員が思い小さな改善を繰り返し、仕事に価値を感じ、社会に奉仕できる人間形成や自社成長を目指します。そこで初めて、冒頭でお伝えした〇〇マーケティングと名付けられたセールスプロモーションツールの活用が威力を発します。小さなことから段階を追って学び、小さな改善を告げけることが最終的に「売上アップ策」で、そのために全社員のバージョンアップやグレードアップを行うのが経営の再優先事項にならなければ、永遠と眼の前の売上アップに悩まされる結果になるでしょう。