経営者は、今何をすればいいのか?
私主催の経営者の勉強会を行っていると、初めて参加する経営者の殆どが間違った壁に梯子をかけているようです。「そもそも経営とは?」が明確になっていない経営者たちでした。それでも人間が真面目で誠実な経営者をしています。ですから、なんとなく。こんな時代でも成長を重ねているようです。しかし、その成長のスピードには大きな無駄を感じるのです。その理由は、たった一つです。人生の目指す最終ゴールが明確になっていないからです。「もっとスピーディにそして大きく成長できるのに」と思うのです。経営の最終ゴールとは、人生のゴールにおいては、単なる追加点なのです。ですから、経営者が引退してからは、自分の人生に大したことはできなくなるのです。今あなたは、自分の人生のゴールを明確にする必要があります。そして、10年先も変わることのない顧客の欲求を追求し続けることです。
人生のゴールとは?
大切な家族や友人などを大切にできない人の人生最後のゴールとはどんなものでしょうか? 自己の視点だけで間違ったバイアスで経営を行っている経営者に、社内の人材を育成できるのでしょうか? 他題目を並べたような経営理念で社内がその目標達成に意識を共有できるのでしょうか? 家族を大切して、相手の周囲の立場や考え方を尊重し、いつも心が穏やかな人だからこそ、社内でリーダーシップが図れるのではないでしょうか? 昭和の時代であれば、そんな経営者でも企業を正答することができたでしょう。しかし、今は令和です。パンデミック・ウクライナ侵略・気候変動などなど地球が抱えた課題は大きく経済に影響しています。更に日本の場合は少子化という未来が霧の中にあるような現状です。
考え方は実にシンプルです
心から社員の幸せを企業の目的の最優先事項に設定することができれば、そのための経営の技術や社員の技術の向上も望めるでしょう。売上高や利益は第一目標ではないと考えられれば、これからの激動の経済環境の中でも生きていけると私は考えます。もちろん、小さな会社の経営者ならではの考え方となります。