経営者として、自制心を高める
私のコンサルティングしているクライアントである多くの経営者が、一生懸命働き・一生懸命学んでいます。これらの経営者のコンサルテイングを始めて感じることは、まるで、スポーツジムにある自転車マシーンを操作しているように、ペダルを高速で踏む続けても前に進まないような状態です。そして、これらの経営者は、自分の定めたゴールにたどり着くための行動をしていません。言い換えれば、目の前にある景色に流されゴールに達するための行動を日々行行っていません。眼の前の売上のために未来の売上を失っているのです。ですから、ゴールに対しての自制心を高める必要があります。
自制心はゴールを明確にすることから
自分の人生や会社のゴールへの達成意識を高めると、その達成に関わる行動こそが、最優先順位で行動しなければなりません。多くの経営者の役割は、「人を育てる」ことです。ですが、大自然の原則を理解すると人が育つには時間がかかります。ですから、そのための行動は、「今直ぐ!」に行わなければならない項目なのです。というより「今からやり続けないければならない」経営者の再優先事項なのです。だから、スケジュールを立てるときには、この優先事項を先にスケジュールする必要があります。それ以外の行動は、時間のある限り行えばいいのです。
自制心を高めるためにクレドを設定する
家族との時間・社員との時間という、この2つは、仕事より優先順位が高いのです。そして、顧客や社会との時間の順になります。どんな優秀な経営者でも1日24時間・1年365日しかありません。ですから、捨てる項目があることを認識してください。そして、時間がなくて、行えないことは。社員に権限を譲渡して、社員の成長を即しましょう。最初からオリッピンク選手のように走れる赤ちゃんがいるでしょうか?まず、経営者が自分との約束をする必要があります。自分の掟を作ってください。それがクレドです。
感情的に流されないで、やらない自制心を高める
経営者の会などで、参加が楽しくて、何も学んだことを実行しない経営者がよく見かけます。毎回、「いい話を聴いた」とまるで映画でも見たようなオーディエンス気分になっています。経営者の覚悟があれば、「学んだいい話をどう実行するのか?5秒で決める必要があります」そして、それをどのように自社仕組みで行うかまで決めるのが経営者です。このように自制心を高める訓練をしないで、いい会社が作れるのでしょうか?自制心を高める覚悟を持ってください。
5秒で自制心を高める
TEDで大人気のメル・ロビンズの5秒の法則。つまり人は、「やろう!」と思っても時間が経つと「やれない理由を考え出す」ということです。自制心を高めるには、ゴールを定め、そのゴールを達成するための行動をしなければなりません。そして、それは自然の原則のように「土を耕し・種を巻き・雑草を取り除き・水をやる」。そこまでやって刈り取れるのです。だから5秒で「土を耕す」行動をすることを決めて、その優先順に自分を従わせるスケジュールを立てて、行動するだけです。考えてみれば、至ってシンプルです。