稲盛和夫「心」を読んで!
「サンマーク出版「稲盛和夫 心」を読んだ。ーーーすべては、”心”に始まり、”心”に終わる」を読んで、さらに経営に関する考え方に強い自信が持てました。それは、あの感動の書籍である稲盛さんの「生き方」に引き続いて、私の考え方に強い影響を与えてくれました。
そして、やはり、人材育成には、経営者も含んだEQ(Emotional Intelligence)教育が必要であることが確信できました。
「人として正しい判断と行動により経営を行っているのか?
経営者は、「人間としてどう生きるのか」を考える必要があります。そもそも心のきれいな人はいても、完ぺきな人はいません。ですが、すべての経営者の判断が、「人として正しい判断なのか?」自己の経営に経営者は問いかける必要があります。そして、正しい道に自分を矯正していかなければなりません。「社員に貢献する」「お客様に貢献する」「家族に貢献する」「社会や地域に貢献する」という生き方が全社員が持っていれば、間違いなく「いい会社」なると私は考えます。ですが、人間なかなか上手く行きません。よって、全社員が経営者のもとEQを高める時代に入っていると私は考えます。
EQ(Emotional Intelligence)を経営に取り入れる
学校では教えてくれない「こころの知能指数:EQ」を育む5つの要素
こころの知能指数と言われている「EQ(Emotional Intelligence)」は、自分の感情をどのようにうまく扱えるか、他人の感情にどう適切に反応できるかを説明するために、心理学の研究者たちが使う用語です。人とぶつかった時に問題を解決したり、相手の気持ちをくんで対応したり、あらゆる場面であふれそうになる自分の感情をうまく扱ったり、EQは人生をうまく渡っていくのに必要なスキルですが、EQの高い人はあまり見かけません。今回は、EQとは何か、EQを伸ばすにはどうすればいいかをお教えしましょう。
自己認識
自分の感情がわかっているということです。自分ができること、人の助けが必要な時、自分の感情の引き金となるものは何か、などを正確に把握できることも含まれます。自己制御
自分の感情が爆発しそうになった時に抑制できるということです。感情が溢れだすのをコントロールする、反対意見の人と落ち着いて議論をする、自己憐憫やパニックな自分を弱める行為を避ける、というようなことができることも含まれます。意欲
お金や地位のような報酬があれば、誰でも行動を起こそうという気になります。しかし、ゴールマンのモデルでは、個人の喜び、好奇心、生産的であることに対する満足感のために生まれる意欲のことを言います。共感
上記3つは、個人の内面の感情に関することですが、これは他人の感情と関わることです。共感というのは、他人の気持ちをくみ取る能力や行為で、それに対して適切な反応をすることです。社会的能力
他人に共感するだけでなく、自分と他人のニーズを交渉する能力のことです。他人との合意点や着地点を見つけたり、仕事で他人を管理したり、説得力があることも含みます。
間違いをすぐに修正する。変化を促進する。そして、感謝する
「間違いをすぐに修正する。変化を促進する。そして、感謝する」これを自分の生き方として「考え方」×「情熱」×「能力」 この方程式が人が幸せになる生き方であると稲盛さんは説いてます。ですから、正しい生き方をしないと、正しい経営はできないということです。