「勇気」ある経営判断力を養うために|コンサルティング ファーム NAGANO ATF

株式会社 エイ・ティ・エフ​
長野コンサルティング事業部

「勇気」ある経営判断力を養うために

目次

「勇気」こそ優秀な経営者には絶対的な要素

「石橋を叩いて渡る」という言葉があります。2つの意味があるそうです。一つは、「用心深」で、もう一つは「臆病」という揶揄となります。しかし、私は、経営者にとってどちらも大切だと思います。ただ、この2つの「臆病+用心深」+「スピード感」という相反する要素が現在の経営には重要だと考えます。マーケティングも同様です。すべてが未来への挑戦なのです。正解のない正解の定まらない世界なのです。「度胸」と「勇気」は似たようなものですが、ある意味「度胸」も必要でしょう。また、目指す先である目標や経営理念の遂行・ミッションの達成意識などにより、「勇気」は、高まります。つまり経営に対する熱量に関わります。しかし、圧倒的に高めるには、「学ぶ」ということと質の高い情報を常に仕入れておく事が重要になります。 何故、「スピード感」が大切かというと、「熱」は時間が経つと冷えるのです。また、「待つ」という行動こそ人生には無駄な作業となるからです。「スピード」は現在の経営には「命」とも言えるでしょう。他社を追走するにはエネルギーと精神面の負担が増大します。

多くの成功例を知っていれば「勇気」はそれほどいらない

「先が見えないから不安」なのは、今の新型コロナウイルスのようなものです。まず、「選択」や「決断」が経営者の大切な仕事だとすると、その「選択」や「決断」に関わる情報や学んだ経験がスピードある「選択」や「決断」がなされることで目標に向かえます。迷えば迷うほど「勇気」が消滅していきます。ですから、「その「選択」や「決断」を行わないと自社が将来どうなるのか?」を考えてください。私も「籔田さんは強い!」とある尊敬する会計士の先生に言われました。その理由は、「一度命を落としかけたから、最悪を知っている」と言われました。最悪の落とし所が見えていれば、挑戦するしかないのです。人生は1度です。人生を楽しめていない経営者に誰が付いて行くのでしょうか?

選択・決断のガイドライン

といっても先をイメージする力を私は大切にします。そして、それが実現されることも知っています。長いアメリカでの仕事が「イメージの重要性も教えてくれました。そこで、正しい考え方を学ぶ必要があります。そこで、「選択」や「決断」をする前に私が行っているガイドラインがあります。
  • 情報が揃ったら待たない
  • 問題にフォーカスしてはいけません。チャンスにフォーカスしましょう。
  • それを决定しないと将来の自社はどうなるのか?を想像する
  • 企業理念に正してみる
  • 社員に聞いてみる<
そして、「イシューを特定する」必要があります。それすら経営学を学んいなければ行いませんね。私は「仮設力」と言いますが、「想像力」に似た力です。私たちの仕事は、一つの仮説から実施されたものを評価・検証し、更に修正を行います。PDCAサイクルのようなものです。このことを知っていれば、ある程度の情報だけでも「選択」や「決断」ができるのです。「度胸」で経営する人もこれらを行っていると案外成功するのです。大切なのは行動するということです。そして、常に改善を行っていきます。

哲学に基づいた「勇気」の使い方

経営理念や使命感に基づいたミッション・ステートメントを持っている経営者は、「度胸」もしくは「勇気」を持って前に進めます。この場合、上記の仮設力や行動力はあっても技術力にかけると成長のスピードは高まりません。「正しい考え方+能力+熱意」が重要だと京セラの稲森さん語っていましたが、この「正しい考え方+能力」は、学ぶことができても「熱意」は、学ぶことが難しいと私は思います。そのために「成功の哲学」を学んでも、その人が「目指す先+熱量」は、他者が教えたりコントロールすることはできません。 個人心理学のアドラーに関する岸見一郎先生の著書「嫌われる勇気」・「幸せになる勇気」の勇気二部作は、変化するとは、自分を捨てることで、人間は変化を避ける。それは自分を捨てる「勇気」を持ちたくなとのことです。「勇気」はもっと重要なファクターなのです。「変化」に必要なのも「幸せになる」にも勇気が必要だと説いています。私は、「いい会社をつくる」のにも相当の勇気が必要だと思います。この「勇気」が持てた人だけが創業や起業するのでしょう。だkら継承者より「決断力」の面では創業者のが一般的高いのも事実かもしれません。
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