歴史から学ぶ経営戦略
最近、歳を取ったせいか、休日は自宅でソファーに横になり、TVを観ています。そして、やたらと寝てしまいます。
もちろん、日系のTVも観るのですが、最近、ヒストリーチャンネルで戦国時代の歴史特集を観るのが楽しみです。「今更、戦国時代」と言われるかもしませんが、戦国時代だけではなく、歴史上の人物からも経営者であれば多くのことが学べます。
戦国時代の武将で最も優秀だといわれた武田信玄。そして、長野県上田市の真田三世代の国を守る武将の生き方。領土を企業と置き換えると真田三世代の生き方は感動的です。会社のロゴマークを六文銭にしたいぐらいです。そして、あの有名な時代を変えた「本能寺の変」です。本能寺の変では、「中国大返し」を行った豊臣秀吉の決断力と戦略力は、まさしく経営戦略の大きなヒントになります。そして、その本能寺の変の同時期には徳川家康が最大の危機に遭遇しました。それを服部半蔵が救ったそうです。何故、服部半蔵が家康を救ったのか?・・・。そこには経営者でなくても人生には重要なファクターがありました。
そんなことを知ると戦略の大切さや、勢力の少ないところが大戦力に戦いで勝つ方法といったところなども学ぶ事ができます。それを考えると「小さな会社でも大企業に勝てることもある」という自信が持てます。
経営戦略と人材育成
経営戦略や各戦略を立案して、実行に導くのが経営者の仕事です。そのために「兵」である社員の質を高める必要があります。この2つが最も重要な経営者の仕事です。言葉では理解していても現実的に実行している経営者は、あまり見かけません。ですが、稀にそんな経営者にも出逢うことがあります。そして、その経営者の業績が優れていることに納得をします。「人が嫌がる面倒なことをする」それが経営者の資質に大きく関わります。経営者だからこそ、そこでまずは、仕事を離れて休日のリラックスした時間にヒストリーチャンネルのTVで歴史を学んでみたらいかがでしょう。
歴史を学ぶと発見できる経営戦略のための知識
歴史を学び始めると学生の頃や大河ドラマを見ていた頃とはまた違った発見があります。あの西郷隆盛も幼少の頃から学んだ「日新公いろは歌」はとても勉強になりました。もちろん、日本の歴史だけではなく海外の偉人を学ぶことも大切です。そして、経営者の視点を捨ててリラックスして学ぶことをおすすめします。戦略力の強化のため一番大切なのは、リラックスすることです。休日の過ごし方は、しっかり休養を取ることが重要です。
「日新公いろは歌」とは、島津家中興の祖で、島津義弘の祖父でもある島津 忠良(ただよし)(号は日新斉・じっしんさい)が、5年余の歳月をかけ完成させたという薩摩藩の「郷中(ごちゅう)教育」の基本の精神となったとなったといわれる47首の歌です。義弘も多大な影響を受け、その後も薩摩武士、士道教育の教典となったこの「日新公いろは歌」は現代の私たちにも通じる多くの示唆を含んでいます。ここでは、その47首が紹介されています。「学んだことは実践する」、とても重要な教えが書かれています。
日新公いろは歌