ビジネスの成否を分ける「視点の置き所」とは?
すべてのビジネスにおいて、「どこを見ているのか?」という視点は非常に重要です。
自社の商品に絶対の自信を持ち、それを前面に押し出す姿勢は決して悪くありません。しかし、自社ばかりを見ている企業は、往々にして「顧客視点」を欠いています。
残酷な現実ですが、「いい商品」が売れるのではありません。「いい売り方」をしている商品が売れるのです。 ここで言う「いい売り方」とは、その商品が顧客の抱える課題をいかに解決するかを、顧客の目線で正しく伝えられていることを指します。
Web売上を左右する「熱量」
Webで売上を上げる鍵は、コンテンツづくりの「熱量」にあります。
これまで多くの企業様と会議やレクチャーを重ねてきましたが、社員の皆様が積極的に撮影や発信に協力してくださる企業様ほど、Webサイトで目覚ましい成果を上げています。これは、画面の向こうにいる顧客を想像し、熱量を持って向き合っている証拠です。
「社員教育」という言葉に潜む上から目線
また、この「視点」の重要性は対人関係にも共通します。
人材育成において、絶対に行ってはいけないのが「上から目線」です。実は、「社員教育」や「社員を育てる」という言葉自体、すでに上から目線が含まれています。
部下に対しても敬意を持って接し、一人のプロフェッショナルとして敬語を使う上司がいる組織では、人間関係も成長も非常にスムーズです。彼らは部下を「教育対象」として見るのではなく、対等な「一人の人間」として見ているからです。
利益の優先順位と「誰を見ているか」
このように、ビジネスのあらゆる場面に「どこを見るべきか」という原則があります。この原則を無視しては、期待する成果は得られません。
経営であれば、まず優先すべきは「顧客の利益」です。自社の利益はその後に付いてくるものです。
自社の利益だけを優先していては、現場のスタッフも、顧客の幸せを第一に考えた提案ができなくなってしまいます。
結局のところ、大切なのは「誰を見ているのか?」ということかもしれません。
例えば……
大手のハウスメーカーが見ているのは「株主」かもしれません。
しかし、地域の工務店が真に見るべきなのは、そこに暮らす「地域の人々」であるはずです。
皆様のビジネスは今、どこを、そして誰を見ているでしょうか?
今一度、その視点を再確認してみてはいかがでしょうか。


