"The power to attract"惹き寄せるチカラとは?
何故、あの会社は元気がいいのか?何故あの人はいつも楽しそうなのか?
そんな疑問をあなたはもった事はありませんか?
会社とは、そもそもなんのための組織なのですか?人は、だれでも幸せを求めるとすれば、何故「お金」「時間」にフォーカスするのですか?求めているのは「幸せ」なのに?
それは経営者が発する生きるコンセプトワークから他の人とは異なるからではないでしょうか?そのコンセプトワークは哲学かもしれません。ただここで考えてみたいのは、「そもそも」なのです。
企業も同様です。生きるためには仕事が必要です。そのために「お金」が必要です。お金が足りないと幸せを作れないのですが、仏教に「足りるを知る」という言葉があります。
人間の欲望を追求すればきりがありません。そして、満たされた欲求は欲求になりません。幸せというものは、他人と比べるものではなく内なるものの中にあります。なのに「お金」だけにフォーカスした経営ではもう成り立たない時代です。正解のない時代なのですが、そこには間違いなく正解はありません。
「この会社に依頼したい!」「この人と仕事がしたい!」「いつかあの会社の商品を購入したい!」と多くの人に感じてもらうチカラこそが”The power to attract”惹き寄せるチカラなのです。それを経営というのか?マーケティングというのか?そんな言葉遊びは不要です。「自分自身が幸せを感じ仕事をして社会や顧客に喜んでもらうためには、あなたは何をしますか?」
時間は有限です。
多摩大学大学院 名誉教授で シンクタンク・ソフィアバンク 代表の田坂広志先生の説く「人生の3つの真実」を追求する必要があります。そして7つの習慣のスティーブン・R・コヴィー博士の説く第2の習慣「終わりを思い描いてから始める」を学び実践するためには、自己の最重要事項を見つける必要があります。何故なら時間は有限なのです。社員が経営者に捧げる重要な時間を無駄にしてはいけません。経営者というレンズの眼鏡だけで社員の幸せを図ってはいいけないのではないでしょうか?
そして、何より幸せを感じて毎日を過ごしている経営者には、社員や顧客が引き寄せられます。その逆に不満や不平ばかり言っている経営者には、どのような結果となるのか?想像してみてください。
人生の3つの真実
- 人は必ず死ぬ
- 人生は一度限り
- 人はいつ死ぬかわからない
与えることの意味
仏教にある利他の精神の真実とは?
お釈迦様も「自他となるように利他を」となにかの本で読んだことがあります。ここで宗教の話をするつもりはありません。私はリアリスト(現実主義)です。ですから、自分が楽しく毎日を送り、楽しく仕事ができる環境を作ることが、結果的に自分のためになるということだと知っています。
つまり、壁打ちテニスのように常に他人に勇気と信頼を与え続けても、ナイスボールが返ってくるときも、まともに返ってこない時もあることも理解しています。だから他人の不幸の上に自分の幸せを求めません。よって、ビジネスにおいても競争はしません。そのなかで自社が十分な利益を出すための戦略を練ります。戦略とは「戦い」を「略す」という意味だと考えています。そのために独自の方向性を見出すのが小さな会社の経営だと考えています。
アドラー心理学を学んで
アドラーは人間の持つ問題の全ては人間関係だと言っています。であるならば社内や企業間においても同様であるとも考えられます。この心理学を学ぶと穏やかな経営ができ、社員の幸せを創造できるようになります。
また、経営者がいつも幸せを感じ、穏やかな気持で経営することによって惹き寄せるチカラを得ることが出来ます。
お求めはお近くの書店、もしくはAmazonで
「惹き寄せるチカラ」小さな会社のための、人間主義のマーケティング
著:籔田博大 ATF-C コンテンツメーカー 出版:幻冬舎