先週は、長野市広告代店の40周年記念の記念講演で元ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長である高野 登さんのお話を聞きました。更に翌日は、株式会社武蔵境自動車教習所 髙橋 勇さんの講演を聞けたので、充実した1週間を送ることができました。そして「さすが外資系のリッツ・カールトンだね!」と思われる「マーケティングを開発した国の企業だな〜」といった考え方が基本にあり、多くを学ぶことができました。また、武蔵境自動車教習所の会長は相変わらず72歳で、元気満々で多くのチカラをいただきました。
今回、お伝えするのは、売上UPではなく、売上を引き寄せる方法法についてのお話しをしたいと思います。
この食パンの後味はどうだろうか?
私は、仕事柄、果てしなく多くの売上UP策を知っています。多くの方が、マーケティングと言っているものです。しかし、一時的な売上UPに成功しても継続した業績UPはできないと私は考えています。大切なのは、売るのではなく、お客様を引き寄せる力をつけることです。それは、元ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長が言っていた、先味・中味・後味を高めることであると私は考えます。
フロントエンド:「先味」とは、期待感を煽るLEADの獲得となります
ミドルエンド:「中味」とは、商品そのものの力になります
バックエンド:最後に「後味」とは、LTV(生涯顧客バリュー)です
お客様を引き寄せる力とは、この3つの項目を充実させる必要があります。ですが、あえて多くの企業に不足しているのが「バックエンド:後味」ではないでしょうか?「もう一度、利用してみたい」「次回も頼もう」と顧客に感じてもらう作業です。この気持ちに顧客になってもらえる事が必要です。この「後味」が良いと紹介や口コミも増えます。このLTVを高め自社のファンを増やす作業が最も重要な要素になります。これが上手くできると、「壁にあるスイッチを押すと部屋が明るくなるように業績UPが可能」になります。そして、それを行うのは「人」であり、企業の人的資産が拡大します。更にコアコンピタンスが成立します。
今度の私のセミナーの話が中心になります。
今まで、越せなかった企業の壁は、これらのことで簡単に乗り越えることができます。
今、経営者がやらなければいけない10の項目 マーケティングの「マ」を学ぶセミナー2019/6/25(火) 14:00〜16:30 信毎メディアガーデン
「簡単!」と表現しましたが、そこまでの人的資産を高めるには「痛み」が生じます。人材育成には、必ずと言っていいくらい「痛み」が発生します。「人」も「組織」も「痛み」を乗り越えることで成長します。マーケティングや戦略は「未来への挑戦」です。ですから「上手くいく!」というギャランティーはありません。ですが、約束されていることは、必ず成長するということです。
何もしないことがリスクであって、目の前にあるリスクを受け入れた企業のみが時代に対応して、発展を続けられるのではないでしょうか?そして、「組織力」の強化も「販売力の強化」も「商品力の強化」も、当たり前ですが、すべてそれを買うのは”人”であるということです。戦略を考えたり、マーケティングを意識することで、人は成長しそしてその意識を持つことで継続ができるようになっていきます。