見えるものが見える経営者と見えないものが見える経営者の違い|コンサルティング ファーム NAGANO ATF

株式会社 エイ・ティ・エフ​
長野コンサルティング事業部

見えるものが見える経営者と見えないものが見える経営者の違い

見えないものが見える経営者

目次

経営者には、大きく分けて3つのタイプがあります

これは私のコンサルティングの経験からの考え方です。何が正解かは、結果と自己の満足度によります。まず、3つのタイプを以下に記します。

① 見えるものが見える経営者
② 見えないものが見える経営者
③ どちらでもない経営者

見えるものが見える経営者は

このタイプの経営者は、数字やデータ、実績など、目に見えるものに基づいて判断を下します。彼らは、分析力や論理的な思考力に優れており、リスクを回避しながら着実に事業を成長させることに長けています。
このタイプは、分析力・論理的な思考力が高く。リスク管理に優れています。着実に事業を成長させることができるのですが、変化に弱く、新しいアイデアを受け入れにくく、人の気持ちに鈍感です。人によっては親しみにくい経営者となるケースもあります。どちらかと言うと経営計画をしっかりと立案して実行するタイプなのかもしれません。

見えないものが見える経営者は

このタイプの経営者は、数字やデータには表れない、顧客のニーズや市場の変化、従業員のモチベーションなど、目に見えないものを感じ取る力に優れています。彼らは、ビジョンや洞察力に基づいて判断を下し、変化の激しい時代においても柔軟に事業を展開することができます。ビジョン・洞察力が高く変化に柔軟に対応できるタイプで人の気持ちに敏感です。社員からの信頼度も高くビジョンにより自社を成長に導きます。一方、弱みは、論理的な説明が苦手でリスク管理が甘くなり、独断専行になりやすいタイプです。

どちらでもない経営者は

このタイプが一番多いタイプかも知れません。承認欲求型経営者的で、良い点はあまり見当たりません。弱みは、上記の2つタイプの弱みを背負い込みます。そして、これからの時代には一番困難な経営をしていかなければならないタイプでしょう。

どのタイプが成功するのか?

まず、成功の定義から決めなければなりませんが、「企業が成長する」ことを「成功」と定義するならば、どのタイプでも可能性はあります。経営とは、一人でやるものではないので経営を補佐する人材が良ければ、どのタイプでも成功するということです。たとえば、③のケースの経営者の周囲に有能な専務や常務などの経営陣がいれば荒波に飲まれても成長し続けられるかもしれません。ですが、人が見えない部分が見える経営者が圧倒的に成長することは確かです。しかし、どれも一つの要素ではない問いことです。運もあるのです。

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