短期的・長期的に分けて考える
企業を構成するには短期的には利益を出すための活動、長期的に行うこととして「経営理念を重視する経営」が必要になります。短期的な問題だけにフォーカスすると悲しい事件を起こさないまでも「お金にコントロールされる経営」になります。
車のガソリンの話は前回書きました。こちらが「働き方改革」にもとても重要なファクターになりますので、更に掘り下げたいと思います。
車を走らせるだけに忙しい人でもガソリンは給油します。つまり、毎日を忙しくしている経営者でも短期的な面が忙しいというだけではなく、長期的に掲げたビジョンがあり、それを達成するための重要事項があり、その重要事項こそが、経営者の優先事項なのです。
例えば、定期的な人間ドックで健康を管理する。これは、車で言えば車検になります。
例えば、家族との旅行の計画を立てる
例えば、社員の心のメンテナンス。技術のメンテナンスを行う必要があり、そして社員の心のメンテナンスは定期的なエンパワーメント面談となるのです。
これを行わないと人的資産が劣化します。車も同様ですが、メンテナンスを定期的に行わければ、本来は10年以上を見込んでいたとしても、6年から7年で買い替えを余儀なくさてしまうということです。
経営者のやるべき仕事をしましょう。
ただ、経営者がプレーヤーであれば長期的なことだけにフォーカスできないのも事実です。それならば、その双方のバランスと「いつ、プレーヤーをやめるのか?」を決める必要があります。社員のやる仕事を経営者がやる。経営者のやるべき仕事を社員がやる。
これでは労働生産性も向上しません。
つまり、経営者の仕事は、管理することではなく、リーダーシップを図ることです。そして、5分を無駄にしない行動を自ら行う必要があります。経営者が効率的にしかも合理的に仕事ができなければなりません。1日8時間の睡眠。幸せな家庭生活。心身ともに健康。「働き方改革」を「働きがい改革」に変えて経営者自らが、率先して労働生産性を高めるために、長期的に「土を耕し」「種を巻き」「水をやり」「刈り取る」という作業を行わなければなりません。現代・未来経営の経営技術を取得する必要があなたにあるのではないでしょうか?