強い企業を作るには?
コロナ禍を機に日本の労働市場は大きく変化しました。それは“働き方”だけでなく、”必要な人財像”も同様に変化したのではないでしょうか?正解のない時代に「何を正解として人材戦略を行うのか?」について「それらをどのように見極めるか?」は、もはや人事担当だけの課題ではなく経営者が正面から向き合うべき最大の課題だと言えるでしょう。重要な経営資源である人財に
「どのように活用し成長させるか?」。そしてその評価の基準をどう構築するか?という問題と「どんな困難に遭遇しても前を向き諦めず粘り強く挑戦できる企業文化がないと生き残れない時代に突入しているのではないでしょうか?
目の前の景色に惑わされない経営とは?
目の前の課題だけを追いかけるのではなく継続的に成長する効果性を求められる経営が必要です。それには時間というファクターにフォーカスして、黙っていてもやってくる近い未来を見ずに、効果の見えない時間のかかる人材育成からただDXによる効率性を求めた経営になっていまいます。これはまさしく自殺行為と同じよなもので、「人間主義の原則に伴った経営」が必要な時代になります。近い将来企業の成長を担う人財を育成することに力を入れないのは、ある意味将来を捨てたということになりませんか。穀物を得るには、土を耕して、種を撒き、水をやり、刈り取るまでには時間と手間がかかるのです。この手間を惜しんだら何も成果が得られません。これは原則です。
社長の仕事
社長とはリーダーシップを発揮しこれから進む方向を生を示すのが仕事です。つまり将来を見誤ることなく社員をその方向に導くためのマネージメントを行う必要もあります。そのためにはそこで戦う戦士の意識や技術が物を言います。どちらもバランスが必要になります。人間的価値+機能的価値のバランスです。それを育成する環境を作るのが社長の仕事なのです。失敗を恐れスキャンレンジをする社員や企業文化を育てる必要があります。現在営業や実務を行っている社長は一見忙しく働いているように感じられるかもしれませんが、それは社長の仕事ではありません。問題解決やクレーム処理も同様です。