時間と価値の経営|コンサルティング ファーム NAGANO ATF

株式会社 エイ・ティ・エフ​
長野コンサルティング事業部

時間と価値の経営

経営セミナー

目次

時間は有限

先日、長野県経営者協会の新年のイベントでオリンピック日本女子スピードスケート金メダリスト小平奈緒さんの講演を聴く機会がありました。経営者協会は、長野県下のトップ企業が会員の経団連の長野版的な組織で、私などの居場所もないのですが、以前の仕事のお付き合いで加入させていただきました。小平奈緒さんのイメージは、ガキらしい悪さを教室内でする私を正義感を持って注意する委員長のような真面目で素晴らしい人で、謙虚さが溢れていました。私の苦手とするタイプかも知れません。ところが、嫌いな人や苦手な人は、自分が持っていない物を持っているので、何かの成長を目指すときには、その要素を持っている人から学ぶべきだと私は考えます。人は自分と違った価値観の人に出会い、その人からその価値観の一部をいただき、成長しますね。しかし、私は、損得を気にする嫌な人には近づかないようにします。その理由は、時間は有限なのです。であるならば、価値のある時間を使いたいものです。

だから価値あることに優先順位をつける

時間が有限だからこそ、価値あることに時間を使うのです。私にとってバイクいじりは何もかも忘れることができる至福の時間です。そのために集中力を持った仕事を心がけます。そして、嫌な仕事はしません。価値のないこともしません。この価値とは、人それぞれに異なります。それが個性です。そして、この個性が経営に反映して希少価値となれば、経営も楽ちんとなります。利益を拡大することよりも価値のある時間を過ごす方が重要なことです。しかし、社員の労働環境の改善や報酬のためには、労働生産性の高い仕事ができるための仕組みづくりには真剣に取り組みます。我社では、まずは、完全週休3日制を実施することです。それを実現させることが私の仕事です。多くは、私の2作目の引き寄せるチカラを読んできただければご理解いただけると思います。Amazonで販売しています。

経営も同じです。

かけがえのない人生の時間を提供してくれている社員さんや信頼してくれているお客様に対して、価値ある時間を提供するのが経営者の役割ですね。「どれだけ儲かったか」などを考えると霧がなくなります。それよりも私のクライアントは売上を3年で2倍にしたのですが、「何よりも社員が成長してくれたことが嬉しく、経営者をやって良かった」と私に語ってくれました。問題を抱えながら成長してくれた社員に感謝しているそうです。そのきっかけになったのが、「KPIと10の戦略」です。この2つはデリケーション(社員に仕事を譲渡する)しながら会社の成長が望めるツールなのです。この2つを設定するときには毎日ワクワクドキドキしていたようです。

選択と集中

企業経営で色々なことを成し遂げるには、人生という時間は短いのです。ですから、多くを行いたい人は、やりたいことを他者に委ねるのです。つまり、人を育て自分でなければできないことに経営者は時間と労力を使うための選択と集中が重要になります。時間は限られているという概念では、価値のあるものに集中する。そして、価値のあるものを選択す。必要があります。経営を学ばなくても人を使うことが上手な経営者は短い時間で会社の規模を拡大できます。逆にエースピッチャーで4番バッターの経営者は、ある程度の規模で伸び悩む経営者となります。

経営の技術とは?

理念経営と経営の技術を高める経営の両輪となります。しかし、経営の技術が高まらないと正しい理念が導き出せません。剣道の世界では方から入り、技術が高まらないと精神が理解できないのと同じように、価値観が高まりません。まず、崇高なビジョンが必要になります。学びながら理念を構築する必要があります。

心とお金のバランスを保つ

金額で物事を考えるのではなく、利益で物事を考える 必要があります。経営者の思い違いが弊害となります。心と言っても、好きとか嫌いとか感情や潜在意識がスムーズな経営の障害となるのです。ですから、自分を写す鏡が必要になります。それがコーチングとなります。

すべてが未知への挑戦

経営とは、物理的な正解のない世界です。すべてがチャレンジです。セブンイレブンがどれだけの商品開発で失敗したのだろうかでしょうか? セブンイレブンは、打席数も多いが、三振の数も多いのですね。ファーストリテーリングの柳井正さんの著書に一勝九敗 (新潮文庫)』を読んで「経営者になるためのノート」を使うとよく分かります。まずは、行動しかないということです。しかし、実際に失敗を望んで物事は出来ません。そのための学びや経験があるのかも知れません。ただ、「失敗で終わらせない」という覚悟が必要でしょう。

いつも心を穏やかに

怒りっぽい性格の私には、なかなか難しいことですが、常に感謝して毎日を送ることで、心は穏やかになります。人は自分の思い通りに事が進めないと激怒します。だから何にも期待しないで、心を穏やかにして判断力を養います。そして、あらゆる可能性を見出すためにも「よく仕事をして、遊び、寝る」ことは、とても重要です。経営者にとって、心と体の健康は強い武器になります。

承認欲求こそが害

多くの人が、子供の頃「他と同じように」と親や教師から言われてきたのでしょう。これは管理する側が、管理しやすくするための手法です。ですが、潜在意識に刻まれた「他と同じように」が経営者の正しい判断を濁らせます。この時代は、希少価値こそが一番高価に売れる商品です。経営も「他者と同じように」と考えていたらどうでしょうか?そこで心理学や哲学が重要になります。そして、経営理念が構築されます。

こんなことを私は考えています

テーマも決めず書きたいことを書きました。マーケティング・人材育成に強いコーチングを武器にした経営コンサルタントが私ではなく、ATF-Cというチームです。それを代表するのが籔田博大となります。こんな私のセミナーや経営についての技術などを聞いてみたいと思う方は、ZOOMセミナー・リアルセミナーを申し込んでください。

エフォートレス経営の勧め

「努力なんて不要です。好きだからやるだけです。楽しいからやるだけです」と他人から見れば努力しているようでも、好きなことを楽しくやるだけです。無駄なことをしいというのは、パレートの法則に習って、自分の勝ちがあり効果を出せる仕事だけでに時間を使うのです。多くの経営者が無駄なコトに時間を使っているようです。これも選択と集中の要素が不足しているからです。準備と整理整頓を徹底すれば無駄な努力は不要だと私は考えています。捨てる勇気を持たなければ、それはあなたの経営のいいところをすべて捨てる結果になるように私は思えます。

原則は新時代でも変わらない

人は信頼を投げかけるから信頼されるのです。経営者が社員やブレーン・居力会社を信頼すれば、その経営者も高い信頼を得られます。これは「新時代」と言われる現在でも変わらない原則です。原則の上に新しい考え方を載せてみましょう。原則を守れば、成長企業を作ることは簡単なことです。

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